寒波のNY

実はこの年、NYは記録的な寒波で、出発前の一月などは、連日日本のニュースで報道されていたほどでした。
シカゴではマイナス29度。NYでもマイナス20度近い気温が記録され、大雪による飛行機の欠航も頻発しました。
気温に関しても、飛行機に関しても、一番の心配がこのNYだったんです。
でも、私たちが行った日にちは、運よく気温も10度以上あり、アイスランドの後ということもあるのか、特に不自由はしませんでした。ラッキーでした。

旅行ももう11日目。全員疲れがたまってきています。当初考えていた予定もありましたが、変更し、のんびりゆっくり観光することにしました。

朝のお散歩

母が起きたのは朝3時。結局この旅行中、全く時差ボケが抜けませんでした。歳とともに体が頑固になっちゃうのでしょうか。
大変だったけど、その代り各地の朝焼けを見ることができたのは収穫♪ ビルの間にかすかに見えるイーストリバーの向こうから朝日が上がります。

しばらくして、子供たちの部屋をのぞくと、まだ爆睡中。まあ、そうですよね。ゆっくり寝て、疲れをとるのが一番です(^-^)
いつものように親だけで朝の散歩をすることにしました。

マンハッタン中心部のホテルなので、近くに有名スポットがたくさんあります。まずはセントラルパークの方へ歩いて行ってみることに。

朝のマンハッタンは車の往来が少なく、非常に落ち着いた雰囲気でした。ジョギングをする人が多く、まさにニューヨーカーって感じです。健康に気を使っているエリート!に見えるのは、先入観ありすぎでしょうか(^^;

地下から立ち上る蒸気も、冬のマンハッタンっぽいですよね。映画でよく見ます。同じ蒸気でもアイスランドとは全く違いますね(笑)

NYは碁盤の目のようになっているから、道が非常にわかりやすい。方向が理解しやすいだけでなく、所要時間の計算も楽々です。南北に走るアベニューは1ブロック徒歩約1分。東西に走るストリートは1ブロック約5分。
ホテルのある3番街から5番街まで20分弱で到着です。セントトーマス教会が見えてきました。

ここで道を曲がり5番街をセントラルパークの方へ進みます。セントラルパークのすぐそばに、有名なティファニー本社がありました。

ここ、オードリーが映画撮影したころのままなんですね。石造りのビルは古さを感じないので、立て替えたのかと思いました。パンを食べていたのはあの窓のあたりかな。ちょっと歩いただけでこんな有名な映画の舞台があるマンハッタンって、やっぱりすごいですね。どこを切り取っても絵になる感じ。

結局30分ほど歩き、セントラルパークに着いてしまいました。
道路はすっかり除雪されていましたが、セントラルパークはまだ雪景色。まるで映画のワンシーンのようです。せっかくだからちょっと入ってみましょう。

中では大勢の人が犬の散歩やジョギングをしていました。いいなぁ、セントラルパークで朝の散歩ができるところに住んでいるなんて!象さん公園の前(うちの傍の公園)を散歩するのとは同じ散歩でも印象が全然違いますよ。

ウロウロするのが楽しくて、長い散歩になっちゃいました。そろそろホテルに戻りましょう。ふと上を見るとハトの群れ。とても寒そう。寒波の時はさらに辛かったでしょうね(/_;)

エッサベーグル

ホテルに戻ると子供たちがもう起床していました。おなかもペコペコみたい。マンハッタンの朝と言えばベーグル。歩いて5分ほどのところにある有名店、エッサベーグルへ行きましょう!

近代的なビル群の中に、なぜかそこだけ素朴な感じのエッサベーグルを発見。かわいい!これは楽しみです。中に入ると長蛇の列。観光客と思われる人も多いけど、大部分は出勤前の地元民みたい。さっそく列に並びます。

ベーグルだけでこんなに種類が!好きなベーグルをえらび、中の具材をチョイスするというサブウェイのような方式みたい。でも、サブウェイとは比べ物にならない選択肢の多さ。うわわ、これは、ハードル高そうです。

どーしよー。田舎者の母は、ベーグルサンドを食べるのも今日初めてなのに~( ;∀;)
あわあわしていると、何かの賞をとったベーグルの記事が貼ってありました。おお!これは神の助け!!「これを4つ頂戴!!」

すると畳みかけるように「クリームチーズ入れる?」と質問が。ええっ?!もうクリームチーズは入っているんじゃ??まあ、お薦めなら…と言ったら、お薦めだとの答え。さらに次々と聞かれます。え~~ん(/_;)

すると隣の女性が「ベーグル屋さんは初めてなの?」そして、「彼女、追加は要らないようよ。写真と同じベーグルにしてあげて」と助け舟。地獄に仏ですー。危うく全部のせになるところでしたよ。

よかった~、とホッとしていると、店員が「日本人?日本語知ってるよ!『くるくるぱー』」
げっ、何その言葉。誰が教えたの?(^^; 使うとみんな笑うから便利なんだとか。
「もっといい言葉使わなくちゃ。例えば女性に「きれい」っていうと喜ぶよ。」
すると、さっそく私に言ってくれました。えへへ。教えた本人が喜ぶんだから、効果絶大。営業効果満点よ(^_-)ノ

最初の緊張はどこへやら。楽しいお買い物になりました♪

店内は大混雑だったので、持ち帰りホテルの部屋で食べることに。部屋が広いと便利です。これでスタンダードのお部屋なんですよ~。

これがエッサベーグル。まず、持つとどっしり重いです。なんとか賞を受賞したベーグルサンドは濃厚なクリームチーズがたっぷり。それにレタスとトマト、スモークサーモンが入っていました。サーモンの味がすごく濃い。それがチーズの酸味とよくあって、本当においしかった!これは有名になるわけです。ボリュームがあるから、一つ食べるのがやっと。全員満足の良い朝ごはんでした(^-^)

自由の女神を見よう!

満腹になったところで、まずはアメリカの象徴、自由の女神を見に行きましょう♪地下鉄のボーリンググリーン駅を目指します。
昼間の地下鉄は昨日とは違って、それほど怖い感じはしませんでした。でもやはりちょっと嫌なにおいがするのと、誤解を招く言い方だけど、客層がロンドンの地下鉄とは違いました。昼間限定、が良さそう。

ボーリンググリーン駅を降り、バッテリーパークへ。途中フェリーの乗車券を売る客引きがいっぱい。詐欺もあるようなので、無視して歩きます。
クリントン砦フェリー乗り場からリバティ島に渡るつもりだったのですが、ぶらぶらしていたら、なぜかスタテン島フェリー乗り場のセントジョージターミナルに着いちゃいました。
この際このまま乗ってしまいましょう(笑)

スタテン島フェリーは365日、24時間営業のマンハッタン島とスタテン島の間8.4kmを25分で結ぶフェリー。料金は無料です。1日に約7万5千人を運んでいるのだとか。
主に通勤用ですが、この時間はほとんど観光客でしょうね~。 まるでラッシュのような大混雑で船に乗り込みます。

海風が気持ちいい!マンハッタンが遠くなっていきます。こちらはツインタワーがあったところですね…。

おおー、あちらに見えるのはエリス島です。ゴッドファーザーで少年ヴィトーがチェックを受けていたところです~。

おのぼりさん丸出しで、デッキから景色を眺めていると、やがて自由の女神が見えてきました!

おおーーー!アメリカだーー!映画タイタニックで、助かったローズが万感の思いで見上げていたことを思い出します。
こうやって観光していると、マンハッタンがものすごい数の映画の舞台となっていることを実感できます。映画好きなので、撮影スポットに来るとそれぞれのストーリーが思い出され、感動もひとしお。映画の中の景色を今自分の目で見ているのだという満足感も素晴らしい。映画も旅行も最高です!(^-^)

振り返るとマンハッタンから遠く離れ、全景が見えています。この景色も何度も見たことがあるような気がしますね~(^-^)

自由の女神最接近はこの辺り。写真だと遠いように感じるけど、結構しっかり見えますよ。うちはこれで十分♪
黄色い船は観光用フェリーですね。やはりかなり近づいています。間近で見たい方はこちらへ!

船内はこんな感じ。飾りのない船内でのんびりしていると、まるで地元民になったよう(^-^)

スタテン島に到着すると、一度下船。すぐに再度乗船してマンハッタンに帰れます。所要時間1時間半ほど。無料で充実した自由の女神観光でした♪

ウォールストリート

バッテリーパークからすぐのところにウォール街があります。マンハッタンは下の方から入植がはじまり、最初期の入植者がここに防護壁を作ったのが名前の由来です。
まさに世界の金融の中心。ちょっと散歩がてら行ってみましょう。

バッテリーパークを出、ウォール街へ向かう公園付近に大きな牛の像があり、人だかりになっていました。これは1989年にイタリア系アメリカ人の芸術家によってゲリラアートとして制作されたものだそうです。一度は撤去されたものの、人々の要望で、今の位置に設置されたとか。雄牛は「アグレッシブで楽観的な繁盛市況・上昇相場」の象徴なんだそうです。

近くで見てみると、みんなちょっと書けないような場所に触って、嬉しそうに記念撮影しています。そこに触ると金運がアップするという説があるのだとか(^^;

5分ほどでウォール街に到着。トリニティ教会が見えます。
ここ、カトリックかと思ったら、イギリス国教会なんですね。入口にエリザベス女王が訪問された記念のプレートがありました。ステンドグラスがとても綺麗です。

さらに進むと左手にフェデラルホール連邦記念館があります。ワシントンが大統領に選出され就任演説を行ったところで、ワシントンの銅像があります。

その向かいはニューヨーク証券取引所。経済が世界を動かしていることを考えれば、ここがまさに世界の中心。すごいですね~。

・・・と、こんな感じで世界の中心観光終了。狭い地域に有名スポットが目白押しでした。そろそろお昼なので、地下鉄でグランドセントラルヘ行き、地下のフードコートでご飯を食べることにします。
こんな大変なところなのに、地下鉄のウォールストリート駅の表示はモザイクでかわいい!(^-^)

グランドセントラル

ここも数えきれないぐらいの映画に出てきましたよね。アルマゲドンでは破壊されていました。恋愛映画でもよく見ます。

天井には星座が描かれているんですね。マンハッタンの中心なのに、クラシックな作りがとてもロマンチック。映画のロケ地としては最高です。

地価は気軽なフードコートになっています。お菓子屋さんがあり、娘の昼食はお菓子(笑)ピザやカレーもありました。カレー屋さんの店員が不愛想で切れそうになりましたが(笑)

フードコートのテーブルは、路線図やチケットなどがプリントされた駅らしい模様。オシャレですね。

国連

経済の中心であるウォールストリートの後は、政治の中心の一つ国連に行ってみることにしました。もうちょっとうまく機能すれば、世界の希望になり得るのにね。なかなかうまくいきません。
世界の国旗がはためいているところを見たかったのだけど、なぜか掲揚されていませんでした。今日は日曜日。ガイドツアーが休みなのは知っていたけど、ちょっとは見学できると聞いていたのですが、なぜか入れず。外から外観だけを見ます。

近くに国連の支援活動を展示説明している施設があったのでは行ってみました。見学者は私たちだけで、係員が歓迎してくれました。親切に、パンフレットを持っていくように言ってくれたり、記者会見場の電気をつけ撮影することを勧めてくれたりしたのですが、国連本部に入れなかったショックで、今一つ気持ちが乗らず、申し訳なかったです(^^;

記者会見場です。割と小さな場所でした。

紛争の解決から子供の教育まで、とても重要な活動を全世界でしているんですよね。様々な問題があるにせよ、素晴らしい機関だと思います。

ノイエギャラリー

今回のNY滞在で、母が最も楽しみにしていたのはノイエギャラリー。大好きなクリムトの絵が展示されているんです。クリムトはちょっと問題のある絵が多いから、なかなか日本で展覧会が開かれないんですよね。NYに行くのなら、ぜひ見たい。

また地下鉄に乗り、86Street駅で下車し、ノイエギャラリーに向かいます。まるで個人の邸宅のような豪華な建物です。

美術館のスタッフは全員ブラックスーツ。しかもものすごく屈強な男性ばかり。とても敷居が高い感じです。ドキドキしながら受付でチケットを買おうとすると、なんと今日は無料とのこと。次回の展覧会の準備のため一部の展示が見られないからだそうです。
エゴン・シーレも見たいけど、目当てはやはりクリムト。準備のために閉館せず、メインの絵画を見せてくれるばかりか、無料なんて。なんて良心的なの~。

ここは入館料が20ドルなんですよね。クリムトのためとはいえ、家族で8000円か~と思っていたので、ものすごくラッキーです。

見たかったのはアデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像。2006年、当時としては絵画史上最高額の156億円で落札され話題を呼びました。彫金師の息子であるクリムトの特徴がよく表れた、豪華絢爛な絵画です。中は撮影禁止なので、Wikipediaの画像を。

でも、実際のアデーレさんはもっと白っぽい感じ。黄金…という感じではなかったです。期待しすぎちゃったかな~。翌日見たMOMAのクリムトの方が好みだったかも。いや、無料で見ておいて、そんなことを言っては申し訳ないですよね。

意外に細工物の展示が良かったです。イスとか。
結構じっくり見て、暑くなったので上着を脱いだら、「屈強な黒服」に注意をされました。手に服を持つのは禁止だそうです。ほえ~~、何かを隠されたら困るからかな。まあ、156億ですものね。
でも、模写まで許されるルーブルの懐の深さと比較すると、ちょっと残念でした。

休憩

外に出ると正面はセントラルパーク。まだセントラルパークを見ていない子供たちとともに中に入ってみました。
母はちょっと疲れが。子供たちはまだ元気。セントラルパーク内を歩いてホテルまで帰りたいというので、ここで別れて、親は地下鉄で先にホテルに戻って休憩することにしました。

ニューヨークの中心とは思えないほど、のどかな景色。いい所です。

帰り道に人が集まっている場所があるので、何かと思ったら、Red tailed hawkというワシでした。本当に自然がいっぱいなんですね。望遠レンズを持ってくればよかったなぁ~(^-^)

ClubA ステーキハウス

子供たちはのんびりセントラルパークを散策し、とても楽しかったようです。母も少し寝て元気が回復。夜ご飯を食べに行くことにしました。
アメリカと言えばステーキ。それも巨大なTボーンステーキですよね~!ホテルの傍にある有名なステーキハウスへ行くことに。予約をしていなかったので不安だったのですが、運よく一席あいていて、入店することができました。

ろうそくがともされ、みなオシャレをして食事をしていました。ワインを選び、もうすぐ終わる楽しかった旅行に乾杯です。
写真を撮影するような雰囲気ではなかったので、ステーキだけこっそり。大きいというよりもぶ厚いステーキでした(*^^)v
娘はヒレステーキのレアを注文。5cmぐらいの高さがありますよ~!!(^^♪これが一番おいしかった!

息子はTボーンステーキ。バーベキューのようなソースで、上品ではないけど、ガッツリ食べられる感じのステーキでした(笑)

付け合わせは別のお皿でサーブされました。こちらもたっぷりとした量で大変おいしかったです。
メインの後にはお店からのサービスでデザートが出ました。満足、満足。
明日観光したら、あさってには早朝に日本へ出発です。長かった旅行も残すところ実質一日。最後まで目いっぱい楽しみましょう!

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