ロンドン到着

やっとのことでロンドンはガトウィック空港に到着。憧れのロンドンは曇ってはいますが、幸いなことに雨は降っていませんでした。娘は大学で英文学を学んでいるぐらいの英国好き。憧れの地に到着です。

ガトウィック空港

日本からイギリスに来る飛行機はほとんどヒースロー着です。そのせいか、ガイドブックやネットに、ガトウィック空港に関する情報がすごく少なく、困りました。到着はノースウィング。ガトウィックエクスプレスは高いので、あらかじめ日本ででガトウィックからロンドンブリッジまでのFirst capital connectという電車のチケットを購入済です。割引適用だと四人でわずか14.8ポンド。ガトウィックエクスプレスの一等の1/8という激安ぶり。しかも所要時間はほとんど変わらないんです。

まずはFirst capital connectが出発するサウスウィングへ。モノレールみたいな無料の電車に乗るのに少し手間取り、時間がかかってしまいました。

サウスウィングへ着くと、標識があり、その通りに進むとチケット引き換え所に到着しました。ここで予約時に使ったクレジットカードを機械に入れると、乗車券が発券されます。

発券されたチケットを係員に見せ、ホームへ向かいます。列車に乗ってホッと一息。
対面の席だったので、のんびりできました。
窓の外はイギリスらしい田園風景が広がります。広い草原に絵本のようなかわいい家が建っています。ピーターラビットの世界そのまま。トルコとは全く違う風景。娘はうっとり♪です(笑)

20分ほどたつと、急に都会になってきました。立ち並ぶ高層ビル。でも、その間にある古い建物はいかにもイギリスらしい、重厚なレンガ造りだったりします。中にひときわ豪華な飾りのある建物があった、と注目すると、なんとそれはロンドンブリッジの先端でした。いよいよ到着です!

目の前にはロンドンの新名所、シャードがそびえたっています。まるで空に突き刺さっているみたい。そうですよね、ロンドンと言えば金融。歴史と現代が併存している、ロンドンらしい眺めです。

ロンドンブリッジからはチューブに乗り換えます。チューブというと管のイメージだけど、駅について納得。日本の地下鉄よりも小さな丸い穴の中を、穴の形に合わせた、角の丸い電車が走っているんですね。確かに「チューブ」だと、妙に納得してしまいました(写真はウィキペディアから)。赤い車体がかわいいです♪

Gさんのお宅へ

目的のバラム駅まで15分ほど。ここから今日の宿泊場所、Gさんの家まで地図を頼りに向かいます。
実は今回のイギリスの宿泊場所は個人のお宅なんです。Gさんは自宅でB&Bを開業されていて、一日一組だけ受け入れています。個人宅なので、HPなどはなく、B&B紹介業者がメールで知らせてくれた住所と家の写真だけが頼り。


バウンタリーロード沿いのお宅なはず。でも、このバウンダリーロードがわかりません。地下鉄って、地上に出ると方向感覚が全く分からなくなりますよね。どちらに行けばいいのか分からず困っていると、男性が話しかけてくれました。目的地を告げると教えてくれるとのこと。バウンダリーロードの角まで一緒に歩いてくれました。ありがたいことです。


道を歩いていくと目的の番地に家が。おおー、これはまさしく予約サイトの写真で見た家です。でも結構来るの大変でした。4:30分ごろ到着の予定だったのに、6時近くになってしまいました。案の定、呼び鈴を押してもお留守みたい。あわわーとしたところで、ドアにメモが貼ってあるのを見つけました。「犬の散歩に行くので6:30に帰ります」とのこと。なんか親戚の家にでも来たみたい(笑) 楽しいです。

それにしても、ほぼ地球の裏側でも、住所だけでなんとか来れちゃうもんですね~。まるでオリエンテーリングのようにしてたどり着いたので、感無量でした。
やがて黒のラブラドルレトリバー、ストーム君を連れて、Gさんが戻ってきました。大歓迎してくれます。さっそく家の説明、鍵の扱いなどを教えてもらいます。

翌日の朝食も出してもらえるので、何時に出発予定か聞かれました。7時と答えるとむちゃくちゃ驚かれ、信じられないという風情。「翌日はチェスターなど、郊外に行く予定なんです。」と言うと、「あさっての朝食は?まさかあなたたち毎日チェスターに行くの!?」
あさってからはロンドン観光なので8:30でOKと伝えると、ほっとしたようでした(笑)
明日の朝食もパンとお茶、シリアルなど、今晩中に用意しておけるものだけでいいと伝えるとさらにほっとしていました。こんな忙しい旅をする人はあまり泊まらないんでしょうね(^-^;


説明が終わるとGさんは「今オリンピックを見ているの。イギリスのスケルトン選手が頑張っているのよ!」と一目散に部屋へ。そういえばソチオリンピックが開催中です。私たちも見なくちゃ♪

私たちも部屋でくつろぎモード。画家でもあるGさんは部屋をかわいらしくデコレーションされていました。上の写真は主寝室。腰が痛い長男は妹に揉んでもらっています。弱弱です。

夕ごはん

Gさんのおうちは住宅街にあり、夕ご飯は駅のあたりまで行かなければお店がなさそう。疲れていたのでちょっと面倒だったのですが、おなかもすいてきたので出かけることにしました。

夜のロンドン。派手な看板はないけど、お店はいろいろあり、中をのぞくととてもおしゃれ。
メニューを掲示してあるところもあり、見てみると、値段もとっても一流です(-_-;)ロンドン、物価が高~い!
今日はとりあえずおなかを満たすだけでいいかな。あれこれ見て、比較的リーズナブルなイタリアンレストランに入ることに。

リーズナブルと言っても、お酒がオシャレにディスプレイされ、照明を落とした中に窯が赤々と燃えていて、とても素敵なお店でした。この辺りは高級住宅街なんでしょうね。安っぽい店ではお客さんが入らないのかも。

おしゃれな雰囲気にちょっと気後れしたのですが、明るいウェイターがピザのアドバイスをしてくれます。一人に一枚頼もうとしたら、多すぎるから三枚でいいとのこと。お勧めのピザを頼み、ほっと一息。

やがて来たピザはピザー○のLサイズ程の巨大なものでした。危ない、危ない。四枚頼んだら大変なことに(笑)

驚く私たちに「ローマ風で生地が薄いから3枚なら食べきれるよ!」とウェイター。確かにクラッカーのように薄い生地がこんがりと焼かれています。
世界各地でピザを食べるのを楽しみにしている長男も「ローマのピザよりうまい!」と太鼓判。ホント美味しかったです!疲れて食欲がなかったのだけど、ペロリと平らげてしまいました♪

Gさん宅で就寝

ピザで満腹になり、満足です。ぶらぶら帰る道すがら、小さな商店を見つけ、部屋で食べるお菓子やミネラルウォーターを購入。万全です。

それにしても物価が高い。プリングルスが500円ぐらいだったかな。覚悟はしていたものの、最近アジアの途上国ばかり旅行していたので、「都会」の厳しさが身に沁みます。

Gさんちに戻り、Yahooニュースを見ると、レジェンド葛西が銀とのニュースが!わーーすごい。ここなら時差ほとんどなしでオリンピックが観戦できます。帰宅後のテレビが楽しみ♪さっそくテレビをつけるとBBCニュースがやっていました。

イギリスでは250年ぶりの大雨で、ヒースロー空港付近のテムズ川があふれ、大変なことになっているみたい。洪水の中を逃げる住人の姿が映し出されています。
あわわ、明日の予定は、各自自由行動。父と母はストーンヘンジ、長男はボービントン戦車博物館、娘はチェスターに行く予定なんです。

これ、行けるの?雨だとは知っていたけど、まさか250年ぶりの大雨なんて。
万一電車が止まっていたら、ロンドン観光をし、待ち合わせ場所で落ち合うことにしました。まあ、ロンドンならいくらでも時間をつぶせます。不安ではありましたが、疲れているので、みんな早々に就寝しました。

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