四合院ホテル  
巨大都市北京には、ものすごい数のホテルがあります。ヒルトン、ハイアット、ペニンシュラ…。どれもキレイ。きっと満足のいくサービスが受けられる事でしょう。
でも、せっかく北京に来たのだから、いつもの旅行と違ったホテルはどうでしょう?
そこでオススメしたいのが四合院ホテルです。清の都だった北京には、支配階級である満州族が大勢住み着きました。こうした人たちが建てたのが四合院です。
外敵の侵入に備え外側には窓を作らず、ぐるりと塀で囲んで、中庭から光を取り入れます。梁にはまるで紫禁城のような美しい模様。まども中華風の桟があり、雰囲気満点です。
それにほとんどの四合院は、個人の家を改装してあるので宿泊できる人数も限られ、アットホームな対応が期待できます。
中国ならでは、北京ならではの四合院ホテルに泊まってみませんか?
 四合院のつくり
敷地の南東角(八卦でいう"巽"の方角)に配置された"大門"を入ると目隠し壁となる"影壁"(照壁とも)がある。 "影壁"は、目隠し用の他、奥行深く見せたり魔除けの為に作られた壁である。 そして"影壁"に向かって左手に第一の中庭がある。その南側に使用人の部屋となる"倒座"があり、北側には第二の中庭へとつながる"垂花門"がある。 "垂花門"を入った第二の中庭は"院子"と呼び、ここが四合院の中心となる。 "院子"東西に家長を除いた家族の寝室、書斎、食堂となる"廂房"がある。 そして敷地の北側に居間兼応接間となる"正房"、その左右に家長の寝室となる"耳房"がある。(ウィキペディアより)
 
この様な作りになっているので、奥の正房にスイートルーム、その他の部屋が二人用の部屋になっている四合院ホテルが多いようです。
私達は正房部分を予約し、家族四人で一部屋に宿泊する事ができました。でも、この部屋はやはり一つしかないので競争が激しく、とるのが大変でした。早めの予約が必要です。
 
 四合院精品酒店
 公式HP
 トリップアドバイザーの評価
私達が泊まったのは四合院精品酒店というホテルです。家族四人で一部屋に宿泊できるホテルを探し、ここに決めました。オーナーはオーストラリアに長く住んでいたデビッドと呼ばれる中国人の方です。英語ペラペラです。
そのせいか、欧米人ばかりでした。私たちが泊まった時はドイツとイギリスの家族連れが宿泊していました。
デビッドさんが「自分が外国に言ったとき泊まりたいと思う宿を作った」と言っていましたが、なるほど、とても良い宿でした。
赤いぼんぼりが吊るされた門をくぐると垂花門があり、大きく「福」と彫刻されています。そこを抜けると中庭で、テーブルやイスが置かれ皆さんのんびりと寛いでいました。朝食はここでとります。中庭と言っても、上にガラスで屋根が作ってあり、雨が降っても大丈夫。屋根の上に登って、辺りを眺める事もできます。(写真は公式HPよりお借りしました)
 
中庭 門を入った所
 
私達が泊まったスイートは二階建てになっていて、一階は広いリビング。二階は二部屋あり、一部屋にダブルベッド、もう一部屋にシングルベッドが置かれていました。シングルベッドの横にエクストラベッドを置けば、問題なく四人で宿泊できます。
お風呂とトイレはキレイに改装され、全く問題はありませんでした。
壁紙も明かりも中国風のものがつけられ、雰囲気満点です。
 
二階の主寝室 バスルーム
ただ、正直に言えば、ちょっと壁紙がはがれていたり、茶器が汚れていたりと言う所もありました。若い女の子二人で何もかもやっているようで、手が回らないのかもしれません。でも、掃除はきれいにされていましたし、夜遅くまでロビーにいて、飲み物を買いに行っても快く対応してくれました。完璧を求められるとオススメはできませんが、私達にとってはとても良い宿でした。
 
私達の泊まった部屋 中国風で雰囲気があります♪
 良さそうな四合院ホテル
私達の宿泊した所以外にも、よさそうな四合院ホテルがいくつかありました。泊まっていないので責任はもてませんが、ご紹介だけ。
 
 北京四合賓館 公式HP トリップアドバイザーの評価
  最初はここに泊まろうと思っていたんですよね。4人で一部屋に泊まる事ができます。
  梅蘭芳の家だったとか。残念ながら予約が取れず断念。HPもしっかりしているし、とても素敵。
 
 竹園賓館 公式HP トリップアドバイザーの評価
  四合院ホテルとしてはかなり有名な部類。前を通りましたが、立派な門構えで、ドアマンもいました。
  安徳海の庭園だったと公式HPに書いてあります。とてもきれいな庭園だと評判。
 
 北京閲微庄賓館 トリップアドバイザーの評価
  写真で見る限り、とても内装がキレイなようです。評判も上々。
  お値段が安いのでちょっと心配ですが(笑)、雰囲気もあるし良さそう。
  我が家は四人部屋がないので断念しました。
 
 
           
 
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